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2014年4月1日 UP DATE

西アフリカでエボラ出血熱が発生しています


エボラ出血熱は、エボラウイルスによって起こる病気で、死に至ることが多い病気です。ウイルスに感染した人の血液や体液からうつるほか、ウイルスに汚染されたものやウイルスに感染した動物に触れることでうつります。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛みなどの症状が出た後、下痢や嘔吐、胃の痛みなどの症状が起こります。皮膚の発疹、目の充血、からだのさまざまな部位からの出血が起こることもあります。ワクチンや特別な治療方法はありません。

ギニア
3月30日付けで世界保健機関(WHO)から公表された情報によりますと、ギニアで流行しているエボラ出血熱の疑い患者と確定患者の合計数は、3月28日の時点において112人へと増加しています。そのうち死亡者は70人で致死率は62.5%です。新たな疑い患者はコナクリ(Conakry)県で4人、ゲケドゥ(Guekedou)県で4人、マセンタ(Macenta)県で1人、ダボラ(Dabola)県で1人報告されました。最新の疑い患者が病院に入院したのは、3月28日です。

最新の疑い患者2人はヘルスケアワーカーで、さらなる保健施設の感染症予防と管理の強化が必要となります。地域感染予防として、地域内における患者管理の支援が行われ、介護者に対する安全な訓練や、地域における安全な埋葬に対する支援を含んでいます。さらに、235人の接触者は、130人以上の経過観察中の接触者として追跡調査されています。接触者の追跡調査が引き続き行われています。

これまでにギニアからの24検体がPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法でエボラウイルス陽性となりました。コナクリで11検体、ゲケドゥで6検体、マセンタで7検体確認されています。

リベリア
3月30日付けで世界保健機関(WHO)から公表された情報によりますと、リベリアの保健省は、エボラ出血熱の疑い患者と確定患者についてWHOへ報告しました。3月29日の時点で7検体、すべてロファ(Lofa)郡フォヤ(Foya)地区の成人の検体で、コナクリ(Conakry)にあるパスツール研究所のダカール移動検査室にて、エボラザイールウイルスプライマーを用いてPCR法により検査されました。そのうち2検体は、エボラウイルス陽性反応を示しました。疑い患者のうち2人が死亡しました。1人は3月21日に死亡した35歳の女性でエボラウイルスの陽性反応が見られました。もう1人は3月27日に死亡した男性患者で、この患者は陰性でした。リベリアにおいて、エボラ出血熱が確定もしくは疑われる症例が報告されている地域はフォヤ地区にとどまっています。確定患者と疑い患者ともにギニアへの渡航歴がありました。3月26日の時点で、リベリアでは27人に対し経過観察が行われています。

シエラレオネ
シエラレオネでは、疑い患者2人を確認し、その2人は死亡しました。疑い患者は発病前にギニアへ渡航していました。これら疑い患者について調査が続いています。

国際保健規則(IHR2005)に準拠して、ギニア、リベリア、シエラレオネの保健省は、WHOや協力機関と共に流行に対する対策を実施しています。WHOは、流行地ギニアと国境を接する国々にエボラ出血熱のサーベイランス強化と注意をうながしています。

WHOは、この事例に関して、ギニア、リベリア、シエラレオネへの渡航や貿易を制限することを推奨していません。

ギニア、リベリア、シエラレオネへ渡航する方は、現地の情報に注意してください。手洗いなどの一般的な衛生対策を行ってください。また、感染した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物に触らないでください。

現地で、発熱などの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、帰国時に症状がある場合には検疫官にご相談ください。エボラ出血熱は感染してから発症するまでに3週間かかることもあります。帰国してから症状が出た場合には、医療機関または検疫所にご相談ください。

厚生労働省検疫所 FORTHより




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