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2014年6月26日 UP DATE

中部アフリカのポリオの状況


2014年3月17日にWHOは中部アフリカからポリオが国際的に拡散するリスクを、特にカメルーンからのリスクは非常に高いと、引き上げました。赤道ギニアからの新たな輸出事例は、中部アフリカから国際的に拡大するリスクが非常に高いままであることを示しています(http://www.who.int/csr/don/2014_03_17_polio/en/)。 2014年6月18日ブラジルはサンパウロ州ヴィラコッポス国際空港で2014年3月に採取した下水検体から野生株ポリオウイルス1型(WPV1)を検出しました。遺伝子配列でこのウイルスは赤道ギニアで循環しているウイルスのそれと最も相同性が高いことが示されました。

赤道ギニアでは2014年に野生株ポリオウイルス1型(WPV1)の4症例が報告されました。赤道ギニアでは1999年以来最初の症例となる初発患者は2014年1月28日に麻痺で発症しました;最近の症例は2014年4月3日に発症しました。これらの症例の(ウイルスの)遺伝子解析で、カメルーンで流行の続いているWPV1とリンクしていました(カメルーンの最近の症例は2014年1月31日です)。赤道ギニアは流行対応策として、4月と5月に3回の2価経口ポリオワクチン(OPV)国内ワクチンデー(NIDs)を実施しさらに7月、8月にも追加のNIDsを計画しています。推定で40%の小児が国内定期予防接種でポリオへの免疫があると見積もられているので、NIDsは流行を抑止するために必須と見なされています。

ブラジルではウイルスで麻痺を起こした症例はなく、国内住民の中での伝播の証拠もありません。このブラジルへの輸入事例は、ポリオが世界から完全に排除されない限り世界中のどの地域も野生株ポリオウイルスの暴露を受けるリスクが続くことを示唆しています。すべての国、特にポリオ発生国・地域と頻回に渡航や接触をある国々は、新たなウイルスの輸入を迅速に検出し、迅速な対応を促すためのポリオウイルスのサーベイランス(特に急性弛緩性麻痺AFPやAFP症例の検知と調査を通して)を強化することが重要です。安定した高率の定期予防接種の接種率を維持し、いかなる新たなウイルスの持ち込みによる影響を最小限のレベルにすべきです

中部アフリカでの免疫レベルの解析で、2014年にほとんどの国で免疫ギャップが存在していることが判明し、早急に大規模ポリオワクチンキャンペーンがこの地域で開始され現在進行しています。ガボンでは全国ワクチンキャンペーンが6月に実施され(さらに7月にも予定)、コンゴ共和国では全国的な対応が5月に実施されました(さらに6月にも予定されています)。ポリオワクチンキャンペーンが中央アフリカ共和国でおそらく実施され(5月から6月に)、さらにアクセスできる地域で7月にも計画されています。

●WHO注釈
ブラジルでは2014年3月にサンパウロ州の下水検体からポリオウイルスが検出されましたが、赤道ギニア由来のポリオウイルスによる再感染の証拠は今のところありません;これまでにブラジル内でこの暴露に続く伝播の証拠はありません。

定期予防接種の高い接種率(>95%)と定期的な接種キャンペーンからブラジルの住民の免疫レベルは高いと考えられ、これまでのところWPV1伝播の証拠もなく、対応も実施されているので、WHOはこのウイルスがブラジル内で、またはブラジルから外へ拡大するリスクは低いと評価しています。

●WHOの渡航に関する勧告
WHOの国際渡航と保健(ITH)はポリオ感染のある地域に渡航する、または地域から渡航してくる渡航者すべてに対しポリオに対する十分なワクチン接種を受けるよう推奨します。

厚生労働省検疫所 FORTHより

 



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