デング熱の発生状況

デング熱は蚊が媒介するウイルスで起こる病気で、 熱帯、亜熱帯地方で見られます。アジアの熱帯・亜熱帯地域、オセアニア、太平洋、中南米、西アフリカ、カリブ海諸国(近年ケアンズ、ハワイでも見られた)で見られます。田舎だけでなく都市部でも発生している。流行的な伝染は季節的で、通常は雨季の途中あるいは直後に起こります。

デング熱に関してどの国にも出入り規制はないが、発症者の多くは高感染地域から戻った旅行者に見られます。

デング熱の発生状況 2013年

デング熱の発生状況 2013年

デング熱の危険性

デングウイルスは世界中のすべての熱帯地域とほとんどの亜熱帯地域に存在します。デング熱を運ぶ蚊は1年のうち暑くて湿気のある時期の朝と夕方にもっとも活動します。しかし、デング熱を運ぶ蚊は一年中、一日のうちいつでも感染を広める可能性があります。

最新のデング熱の国別情報はCDCのウェブサイトをご覧ください。Dengue Map

デング熱の感染原因と症状

感染

デング熱はヤブカ(Aedes)によって伝染する。この蚊は昼間に最も活動的である。デングウイルスをうつす蚊は普通、家の傍あるいは室内に生息する。デング熱は圧倒的に町の中心部に多い病気であるが田舎にも発生する。まれに4千フィート以上の高地でも見られることがある。

症状

デング熱は発熱だけの軽い症状で終わることもしばしばありますが、典型的な症状は、特徴的な急激な発熱(38~40℃)、激しい頭痛、眼窩後部痛(眼の奥の痛み)、関節痛や筋肉痛、全身の発疹、吐き気や嘔吐、羞明(明るいところだとまぶしい)、全身リンパ節腫脹などを伴います。発熱は突然始まり、5~7日間続き、ときに二相性(発熱は稽留するが、2、3日後に一過性に解熱し、再び発熱する)を示す。二相性発熱の場合では後期の発熱時に、一相性発熱の場合では解熱時に一致して発疹が出現することがある。診断は血液検査でウイルス抗体の存在で決定される。この病気は10日近く続き、完治するには更に2~4週間かかる。デング熱は例えばインフルエンザ、麻疹、マラリア、腸チフス、しょう紅熱といった他の感染症とよく混同されることがある。安静にして水分をとり、アセトアミノフェンのような解熱剤によりデング熱の症状は改善する。解熱鎮痛薬としてアスピリンの使用は禁忌です。

デング熱を予防するには

デング熱にはワクチンがありません。
蚊に刺されないように注意しましょう。

  • 昼間(日の出後と日没前が最も活発)に活動する蚊で都市部に多い。
  • 長袖、長ズボンを着用する(薄手のものは蚊の針が肌に届くので厚手のものを用意する)。特に夜間は明るい色の衣服で。
  • 皮膚の露出部には虫除けスプレーを使用する。
    また、蚊取り線香も効果的である。
  • 部屋は密閉しエアコンを使用、不可能な場合は破れていない網戸を使用する。
  • 室内ではエアゾールの殺虫剤を使用し、設備の整ったホテル以外に 宿泊する予定のあるときは旅行用の蚊帳を持参する。
ネッタイシマカ Aedes aegypti

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