その他の留学先に必要な予防接種

アメリカ留学に次いで、留学先として多いのがアジアへの留学です。

当院に来られる留学生の多くはアメリカやカナダなどの英語圏の国々ですが、韓国、フィリピンといったアジア圏の国々に留学される方も来院されます。アメリカ留学のように、留学される学校によって定められたワクチンとその証明書の提出があるのに対して、アジア留学では、学校からの推奨のワクチンはありますが、特に必須とされるワクチンは決まってはなく、証明書の提出も要求されていません。(韓国はワクチン証明書を提出する場合もあります)アメリカ留学とは違い、予防接種や健康診断は必須でないことがほとんどです。ですので、ご自身で予防接種や健康診断を行い、自己管理が必要です。

予防接種は母子手帳を基に幼少期の定期接種で接種した種類と回数を満たしているかの確認と、現地に滞在するにあたって接種推奨のワクチンを確認していきます。

フィリピン

推奨ワクチン:
A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、破傷風、日本脳炎、麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘

  接種回数 初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5-7
週間後
8週間後 半年後 一年後
A型肝炎 2 dot             dot
B型肝炎 3 dot       dot     dot  
狂犬病 3 dot dot   dot        
破傷風 3 dot       dot     dot  
日本脳炎 3 dot dot           dot  
麻疹 2         dot   dot    
風疹 2         dot   dot    
おたふく風邪 2         dot   dot    
水瘡 2         dot   dot    
  出発前に接種類推奨 一時帰国時
現地で接種

まずは母子手帳で接種済みワクチンと回数を確認(母子手帳をお持ちでない方は、記録がないものとみなします。)
*接種回数が足りない場合は、足りない分を接種します。
*日本脳炎は幼少時に北海道で過ごした方は接種していない可能性があります。
*水痘は2014年から定期接種に含まれました。まず、接種していないワクチンがある場合、罹患した可能性がありますので、罹患歴があるか確認するとよいです。不明な場合は抗体検査で確認も可能です。
B型肝炎は定期にはなりましたが、接種されていない方が多く、また、A型肝炎、狂犬病、おたふくかぜは定期ではないので、過去に接種記録がなければ、新たに開始します。破傷風、日本脳炎、麻疹、風疹、おたふく、水痘は、母子手帳で接種回数が足りていれば、追加接種で終了することもあります。また、罹患していれば、接種する必要はありません。

◆◇フィリピン セブ島留学のケース 19歳 4年 出発まで3ヶ月◇◆
セブ島での英語の語学留学で相談に訪れた彼は、留学団体を通しているわけではなく、個人で来院されました。
母子手帳を照合し、医師と相談の結果、以下のワクチンに決定しました。また、留学される方のニーズに合わせたワクチンの選択を行い、必要なワクチンを必要な回数を接種していただきました。

●接種回数と種類

A型肝炎 輸入 1回 日本脳炎 2回
B型肝炎 2回 狂犬病 3回
破傷風 追加1回 MR 1回

A型肝炎は海外製剤のHavrixを接種。1回で抗体がつきますので、半年から1年後に追加接種をお勧めしました。抗体が1年から15~20年と伸び、今後の旅行や留学にも有用です。B型肝炎は国産のワクチンを接種しましたが、半年後の3回目は一時帰国される予定とのことですので、その際に接種をお勧めしました。破傷風は定期接種で4回接種されていましたので、成人後の追加1回を接種しました。日本脳炎は北海道出身のこともあり、接種歴がありませんでしたので、今回は初回から接種しました。基礎接種を完了するには3回目の1年後から1年半後が必要ですので、忘れずにリマインドメールをお送りする予定です。狂犬病ワクチンは海外製剤のワクチンで3回接種して完了しました。MRワクチンは母子手帳から1回のみの接種でしたので、追加1本の接種が必要でした。来院回数は全部で3回、接種期間は1か月でした。初日に健康診断を実施したのち、予防接種を開始していますので最短・最少来院回数で完了しています。

その他、風邪や頭痛などで普段飲みなれている市販薬や医療アイテムがセットのトラベルキットをご購入いただき、英文の診断書を入れて医療キットとしてご用意しました。また、デング熱やチクングニア熱に備え、Deetの虫除けクリームもお勧めしました。蚊による感染症は多くあり、最初の予防策は蚊に刺されないことです。
当クリニックでは海外渡航前予防接種専門のスタッフを配置し、一からご説明をさせて頂いておりますので、お気軽にご相談下さい。

インド・タイ

推奨ワクチン:
A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、腸チフス、破傷風、日本脳炎、麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘

  接種回数 初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5-7
週間後
8週間後 半年後 一年後
A型肝炎 2 dot             dot
B型肝炎 3 dot       dot     dot  
狂犬病 3 dot dot   dot        
腸チフス 1 dot                
破傷風 3 dot       dot       dot
日本脳炎 3 dot dot             dot
麻疹 2         dot   dot    
風疹 2         dot   dot    
おたふく風邪 2         dot   dot    
水痘 2         dot   dot    
  出発前に接種類推奨 一時帰国時
現地で接種

( )は母子手帳確認後に接種する可能性があります

まずは母子手帳で接種済みワクチンと回数を確認
*接種回数が足りない場合は、足りない分を接種します。
*日本脳炎は幼少時に北海道で過ごした方は接種していない可能性があります。
*水痘は2017年から定期接種に含まれました。罹患歴があるか確認するとよいです。不明な場合は抗体検査で確認も可能です。
B型肝炎は定期にはなりましたが、接種されていない方が多く、また、A型肝炎、狂犬病、おたふくかぜは定期ではないので、過去に接種記録がなければ、新たに開始します。破傷風、日本脳炎、麻疹、風疹、おたふく、水痘は、母子手帳で接種回数が足りていれば、追加接種で終了することもあります。また、罹患していれば、接種する必要はありません。

インドに行かれる方は、A型肝炎と腸チフスを強くお勧めします。生ものを食べることは避け、よく火の通った食事をし、食事をする前には必ず手を洗うことも重要です。屋台などで売られている食べ物にも気を付けるようにお伝えしました。

◆◇インド留学のケース 28歳 1年 ヨガ留学 出発まで2ヶ月◇◆
ヨガ留学で、先にインドに行っている方から、予防接種をしたほうが良いとアドバイスを受け、当院を紹介されました。
今回ご来院頂いた患者様については過去に接種された母子手帳の記録を参考にしながら、接種種類を決定しました。接種頂いたワクチンの種類はA型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・狂犬病・腸チフス・抗体検査(麻疹・風疹・おたふく風邪・水痘)を行い、麻疹の抗体が低かったので追加を行い、計7種類となりました。

●接種回数と種類

A型肝炎 1回 狂犬病 3回
B型肝炎 2回 腸チフス 1回
破傷風 追加1回 麻疹 1回
日本脳炎 追加1回    

 

A型肝炎は海外製剤のHavrixを接種。1回で抗体がつきますので、半年から1年後に追加接種をお勧めしました。抗体が1年から15~20年と伸び、今後の旅行や留学にも有用です。B型肝炎は国産のワクチンを接種しましたが、半年後の3回目は一時帰国される予定とのことですので、その際に接種をお勧めしました。破傷風は定期接種で4回接種されていましたので、成人後の追加1回を接種しました。日本脳炎は1回の追加接種、狂犬病ワクチンは海外製剤のワクチンで3回接種して完了しました。インドでは、野良犬が辺りをうろうろしていて、こちらが警戒していても近づいてくることもあるそうです。動物に噛まれても放置せず、必ず医療機関で追加のワクチンを接種するようにお伝えしました。麻疹は抗体の数値が低下していましたので、追加1回来院回数は全部で3回、接種期間は1か月でした。健康診断は実施しませんでしたが、持病をお持ちでしたので、診察の上、英文診断書を発行し、現地の病院をいくつかご紹介しました。

インドは衛生状態、大気汚染が深刻ですので、野外での運動や室内で空気清浄器を使用したりと環境問題についても指導しました。また、インド料理で使用されるスパイスが合わないとお腹をこわしたり、飲料水は歯磨きを含めミネラルウォータを使用し、外食時でも自分でボトルを開け、すでに開いていないかなどの注意事項をお伝えしました。ホテルで出された氷入りの水なども要注意です。現地で下痢になった際の常備薬もいくつか購入し、下痢が続く場合は病院に行くよう指導しました。デング熱やチクングニア熱に備え、Deetの虫除けクリームもお勧めしました。蚊による感染症は多くあり、最初の予防策は蚊に刺されないことです。デング熱は、蚊が昼間に活動しますので、出かける前にDeetクリームを塗布するようにお伝えしました。

イタリア

推奨ワクチン:
A型肝炎、破傷風、麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘

  接種回数 初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 半年後 一年後
A型肝炎 2 dot         dot
破傷風 3 dot       dot   dot
麻疹 2 dot       dot    
風疹 2 dot       dot    
おたふく風邪 2 dot       dot    
水痘 2 dot       dot    
  出発前に接種類推奨 一時帰国時
現地で接種

( )は母子手帳確認後に接種する可能性があります

まずは母子手帳で接種済みワクチンと回数を確認
*接種回数が足りない場合は、足りない分を接種します。
*水痘は2014年から定期接種に含まれました。罹患歴があるか確認するとよいです。不明な場合は抗体検査で確認も可能です。
B型肝炎は定期にはなりましたが、接種されていない方が多く、また、A型肝炎、狂犬病、おたふくかぜは定期ではないので、過去に接種記録がなければ、新たに開始します。破傷風、日本脳炎、麻疹、風疹、おたふく、水痘は、母子手帳で接種回数が足りていれば、追加接種で終了することもあります。また、罹患していれば、接種する必要はありません。

イタリアは衛生的にも上下水道が整っていますので、さほど気にする必要はありません。周辺国も同様に衛生状態は良好です。ただ、ヨーロッパでは、麻疹が流行するときもあり、幼少期に接種回数が足りなければ、接種することを強くお勧めします。

◆◇イタリア フィレンチェ 料理留学のケース 38歳 出発まで2ヶ月◇◆

●接種回数と種類

A型肝炎 1回 破傷風 追加1回
MMR(麻疹・風疹・おたふく) 1回

イタリア自体は上下水道の整っている衛生状態の良い国ですので、A型肝炎についてはさほど心配する必要はありませんが、週末など近隣諸国へ旅行へ行かれる予定とのことでしたので、1回で抗体がつくHavrixをお勧めしました。食事をする際、生ものを摂取される時は注意が必要です。ヨーロッパでも突発的に麻疹や風疹の流行が見られます。母子手帳をお持ちでなかったので、抗体検査を行い接種をしました。抗体検査を行った結果、抗体はありましたが抗体値が低いという事でMMR(麻疹・風疹・おたふくかぜ)と水痘ワクチンを1本追加しました。狂犬病はご希望がありませんでしたので、万が一動物に咬まれた場合の処置を説明し、滞在近くの病院も紹介しました。破傷風は料理留学ということもあり、料理中のけがを想定して接種しております。のちに、母子手帳を確認し、破傷風は幼少期に十分な接種回数があったことが分かったので、2回目の来院は不要となりました。
健康診断は最近人間ドックを受けられたようですので、英訳のみ行いました。

生活環境が変わると体調を崩しやすいようですので、当院のトラベルキットをご紹介しました。トラベルキットの中には、市販薬(風邪薬・胃腸薬・酔い止め・葛根湯・目薬・軟膏・かゆみ止め・整腸薬、など)の詰め合わせとなっています。いざという時に現地にある薬を購入することに躊躇される時もあるかもしれません。日本で販売されている常備薬のほうが安心されるようでした。

まずはお気軽にご相談ください

海外留学するためには現地の学校から多くの事を求められ、それを限られた期間で完了しなければなりません。品川イーストクリニックでは、海外渡航前予防接種専門のスタッフを配置しており、お電話でのご相談から、当日のご対応、接種後のアフターサービスまでより長きに渡って患者様一人ひとりと向き合わせて頂いております。英語を喋れるスタッフもおりますので、外国の方についてもご遠慮なくご相談下さい。海外渡航前の予防接種は接種を始めてからではなく、接種前の事前準備がより重要です。予防接種をご検討の方はぜひ品川イーストクリニックへお越しください。

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