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海外渡航・海外赴任の予防接種は東京の品川イーストクリニック - 海外渡航・赴任、海外旅行、海外留学の予防接種、英文証明書も作成します

医療法人社団佳有会 品川イーストクリニック Shinagawa East Medical Clinic

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更新日 March 14, 2020

当院で接種可能なおたふく風邪(ムンプス)ワクチン

おたふくかぜの発生状況

おたふくかぜの流行

2017年時点のおたふく風邪の流行状況は、中国が世界でトップの国です。2017年時点で、中国の流行性耳下腺炎の症例は252,740件で、世界の流行性耳下腺炎の症例の45.72%を占めています。2017年には、上位5か国(日本、ネパール、イラク、ガーナ)が81.13%を占め、おたふくかぜが流行するのは、日本の他にエジプト・リビア以外のアフリカ諸国と、東~東南アジアの一部国だけになりました。

おたふくかぜワクチンの接種をお勧めする方

ムンプスワクチン年齢

2020年時点でも日本はおたふく風邪ワクチンを定期接種に含んでいません。今後、定期接種になる見込みです。 おたふく風邪ワクチンは1歳から接種できます。1回目の数年後に2回目を受け、しっかりと免疫をつけましょう。 世界では、2回接種がおたふくかぜワクチンの標準的な受け方です。

アメリカでは1977年から1歳以上の幼児を対象に1回のみ定期接種を開始しましたが、1986年~87年に起きた流行が問題になり、1989年からおたふく風邪ワクチンの2回接種を開始しました。現在全米では年間300例以下しか発生しておらずほぼ絶滅状態です。

大人もおたふく風邪にかかりります。大人が発症すると重症化し、女性でも男性でも不妊の原因になることもあります。

おたふくかぜの感染原因と症状

おたふく風邪の症状

子供と大人に共通するおたふく風邪のもっと一般的な症状:

  • 唾液腺(特に耳下腺:耳の下部にある唾液を作る器官)の腫れや痛み
  • かんだり飲み込んだりするときに痛む
  • 発熱
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 食欲低下 など

おたふく風邪の主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。

  • 飛沫感染は、感染している人の咳やくしゃみ、会話などによってでウイルスを含んだ飛まつが飛散し、周囲にいる人が鼻や口から吸い込んで感染します。目の粘膜から感染することもあります。水分を含んだ飛沫は1メートル程度の距離を飛んだ後、地面に落下しますので空中を漂い続けることはありません。飛沫感染を防ぐためには、不織布のマスク着用が重要です。
  • 接触感染は、ムンプスウイルスが付着したドアノブ、手すりなどにふれた手で、口や鼻を触ったりすることなどで感染します。体の表面にウイルスがついただけでは感染せず、ウイルスが体の中に侵入した時に感染します。接触感染を防ぐためには、手洗いを行うことが重要です。

おたふく風邪の潜伏期間

おたふく風邪の潜伏期間は平均18日前後です。最も人にうつしやすいのは耳下腺が腫れる1 2日前から腫れた後5日間です。症状が発症する前から唾液中にムンプスウイルスが排出されるため、知らないうちに周りの人にうつしてしまうことがあります。

おたふく風邪の感染率 同居家族 約97.5%、学校・幼稚園など 約90%、不顕性感染(感染しても症状なし) 約30%

おたふく風邪が治るまでの期間

おたふく風邪の症状は一般に小児では10日前後、成人では2~3週程度で治ることが多いとされています。

1回かかると終生免疫を獲得し、2度とかからないと言われていますが、稀に再度罹患することもあるようです。

おたふく風邪の治療方法

おたふく風邪には特効薬が存在しません。基本は自分の治癒力で治すことになりますが、お子さまの症状にあわせ解熱鎮痛剤を投与したり、薬を飲ませる対症療法を中心におこない、症状を弱めることで体力の回復を待ちます。発熱には鎮痛解熱剤を処方されます。脱水症状がみられるときは点滴を行います。

おたふく風邪の合併症

おたふく風邪にかかると、無菌性髄膜炎・音感性難聴・脳炎・脳症・精巣炎・卵巣炎、膵炎 等の重い合併症を引き起こすことがあります。

おたふく風邪と妊娠

妊娠中におたふく風邪にかかってもお腹の赤ちゃんに感染することはまれと言われていますが、妊娠初期(12週間くらいまで)におたふく風邪に感染すると流産のリスクが高まります。妊娠中のおたふく風邪の感染と赤ちゃんの先天性奇形については関係がないとされています。また、妊娠中に感染すると低出生体重児が多くなる傾向にあると言われています。

おたふく風邪による不妊の確率

おたふく風邪に感染すると、男性では15歳以上の約30%に精巣炎・睾丸炎を、成人女性患者の約7%に卵巣炎が見られるとされています。15歳以上の思春期の男性がおたふく風邪にかかると約30%が合併症として精巣炎や睾丸炎を発症する場合があります。主な症状は急激な精巣や睾丸の痛みと腫れ・発熱・倦怠感などです。
早期回復の場合、不妊の原因となることは稀ですが、悪化すると不妊症の原因となる場合があります。

ムンプスワクチンについて知っておくべきこと

おたふく風邪の予防策

おたふく風邪は年齢があがると症状が重くなるため、早めにムンプスワクチンを接種することで、重症化や重い後遺症を防ぐ可能性が高くなります。
おたふく風邪ワクチンは1歳以上で接種可能ですが、現在、日本でのおたふく風邪ワクチンは任意接種で受けることができます。

ムンプスワクチン

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 2020年1月版では、12~15か月の間に1回目、5~6歳の間に2回目のムンプスワクチン接種を推奨しています。
成人の場合は、1か月以上間隔をあけて2回接種します。

ムンプスワクチン接種

当院ではおたふく風邪ワクチンとMMRワクチン(麻疹、おたふくかぜ、風疹)をご用意しております。過去の接種歴によりどの推奨するワクチンの種類をご案内しますので、母子手帳などの過去の接種履歴をお持ちの方はご持参ください。また、おたふく風邪の抗体検査も可能です。検査結果は数日でわかります。

ムンプス抗体検査と抗体値

おたふく風邪(ムンプス)に抗体があるかどうかを調べる場合、EIA( IgG)法を用います。IgGは長期間検出されるので、既往感染の有無やワクチン接種の基準及び接種後の効果判定に使用されます。なお、抗体があるかどうかを調べる目的で抗体検査を行う場合は健康保険は適用されません。
〔参考文献〕 医療関係者のためのワクチンガイドライン第2版、日本環境感染学会、2014

おたふくかぜワクチンの種類と接種方法

おたふくかぜワクチン(国産)

おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン

接種回数:1回または2回(4-8週間後)
抗体価持続期間:20~30年
初回接種(0.5ml)

麻疹風疹混合ワクチン MR(国産)

麻しん風しん混合ワクチン

接種回数:1回または2回(4-8週間後)
抗体価持続期間:20~30年
初回接種(0.5ml)

麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン MMR(輸入)

麻しんおたふく風しん混合ワクチン MMR

接種回数:1回または2回(4-8週間後)
抗体価持続期間:20~30年
販売元:GlaxoSmithKline社

おたふくかぜ(ムンプス)ワクチンについて

おたふくかぜ(ムンプス)ワクチンは生ワクチンといわれる種類のワクチンです。生ワクチン同士の同日接種や不活化ワクチンとの同時接種も可能です。但し、日本では予防接種実施要領により、生ワクチンを接種すると基本的に1ヶ月間は他のワクチンを接種できませんので、接種するワクチンの順番に気をつける必要があります。当クリニックで接種される方は、初回来院時にワクチン接種のスケジュールを立ててから接種開始しますのでご安心ください。

おたふく風邪(ムンプス)ワクチン接種のご予約について

トラベル科は予約制ですが、当日予約も可能です。
お電話またはWEBからご予約ください。

ご予約はこちらから

03-5783-5521電話受付時間 9:00~19:00
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Q1おたふく風邪ワクチンを接種してもかかりますか?
A
おたふく風邪ワクチンを1回接種した場合の抗体陽転率は80~100%ですが、徐々に抗体価は低下する傾向にありますので、2回接種が世界標準となっています。
Q2おたふく風邪は一度かかると二度どと感染しないですか?
A
おたふく風邪(ムンプス)ワクチンを接種したり、おたふく風邪に一度感染してもおたふく風邪の様な症状が現れる場合には次の2つの可能性が考えられます。
- - ムンプスウイルスに対しての抗体価の減少や免疫がつきづらい体質の場合
-- おたふく風邪に似た他の疾患の場合
 おたふく風邪に症状が似ている疾患として、中学生くらいの年代に耳下腺の腫れを何度も繰り返す「反復性耳下腺炎」という病気があります。原因となるウイルスが異なり、反復性耳下腺炎は発熱がないことや痛みが2~3日と比較的短期間で治まる、人にうつりにくい、何度も繰り返すなど症状に差があります。
Q3ワクチンについて教えてください
A
日本では、昭和63年(1988年)から平成5年(1993年)まで国内で生産したMMRワクチンを定期接種として実施していました。しかし、大阪大学微生物病研究所の占部株ムンプスワクチンによる無菌性髄膜炎発生率が高いことが問題となり、それ以降MMRワクチンの接種は中止さました。2006年(平成18年)4月からはおたふく風邪を除くMRワクチン(麻疹風疹混合)が開発され定期接種となっています。世界では、グラクソ・スミスクラインの商品名 Priorix が有名なMMRワクチンで、日本がMMRワクチン接種を中止した原因であるムンプスの株が異なり、安全性が高く世界的に流通しているワクチンです。当院でもPRIORIXを取り扱っています。
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